市民と知識

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1961 (昭和36年) にこの本 (渡辺一夫 へそ曲がりフランス文学、 光文社カッパブック)が1か月で八刷を重ねたことは、2020年の今 驚嘆するしかない。

本離れが云々の出版業界の話ではなく

60年代初頭という時代から推察して

この本を手にした

読者の

大多数が

中卒高卒であろうことが

現在の社会の

根本的な貧困を

示している。