崩壊する理念: 憲法記念日なのに

実と葉が同じ彩度

アインシュタインは、ナチスは「ワイマール共和国の子どもっぽい病気』にすぎず、すぐに治るだろうと見ていた。しかしその病気は、息も絶えだえだった共和国の息の根を止めることになった。共和国はすでに、名ばかりの議会制民主主義を放棄し、実質的に政令による支配」を行っていたのである。

マンジット・クマール、アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突  (青木燕訳) 新潮社