安倍政権はああ言って、こう言って部分的に取り消して、結果的には全部既成事実としてあり

国会は明らかに機能不全である。安倍内閣およびその私的周辺は、意識的に互いに矛盾した個別の事項をあれこれ並べあげて、野党はそれを追いかけて、右往左往している。一つの内閣の閣僚の発言が様々で内閣としての責任にならない、なんてのはあまり例がないのではないか。一番注意しなければならないのは、今の日本の情況では、現国会での核保有を含めすべてのバラバラな発言が、数年後には国会で否定されていない(謝罪、取り消しは決して否定ではない)事実として実行される可能性が高いことだ。

もう一つ大きな気がかりは、国会における閣僚の発言を作成しているのが官僚群ではないかということ。多くの場合首相・閣僚は官僚の文章を前も見ずに読み上げている。

今回も同じ構図であれば、敵の根はさらに深い。