幽霊艦隊

 朝鮮半島をめぐる状況はに今回さらに重大な漫画的な構図が見えてきた。朝鮮半島を武力威圧するため艦隊をそろえていた太平洋艦隊が、日常的な計画通りインド洋にでてオーストラリアと共同訓練をしている由。想定ターゲットからは5千キロメータ以上の洋上であるそうだ。この問題はトランプ政権の虚構というよりは、ある意味クーデター的な側面さえ考えられるし、政権中枢が軍部をコントロールできない超大国という絵を示している。
 しかし、冷静に考えれば世界レベルで虚偽のニュースを共有したことになる。米軍の大艦隊がどこにいるかは、グローバルに隠しようのない事実である。また、ロシヤや中国の偵察機や情報艦が張り付いているのは常識である。また公海上で彼らを見かけた艦船、漁船は数えきれないほどあったはずであ。ということは、そのまま解釈すれば、トランプ政府以外のすべての政府機関、ニュースにとって米艦がはるかインド洋上ということは既知の事実となる。このようなグローバルなウソから、我々はどのように事実を選別すればよいのか?