右から左にいつのまに

ここ10年来、かって右派の論客であった人物が、知らぬ間に極左にちかい立場になってしまうという風景をみる。初期はアメリカンリベラル、晩年は非難の的となった國弘 正雄さんがその例のひとりだ。

そのように考えると、天皇家明仁さん、美智子さんの立ち位置は、我々からみて、微妙である。個人としての彼らが真摯な人物であることが、安倍・官僚群の法治国家を否定する戦略戦術のなかに対置されることにより、見えてくる。

次の天皇さんちが、この二人の意志を継ぐ可能性はとても低く、このままでは官僚群の戦術のままか?